私の仕事

(推国沼、by T.M)

今日は、私の仕事を紹介します。私は、現在ある組織に所属していて、労働安全衛生コンサルタントの仕事をするサラリーマンです。もっと詳しく言うと、①工場等を訪問し、その工場で危険作業等を行っていないか、労働安全衛生法違反はないかチェックする安全診断、②法定講習の講師、③企業から依頼される安全講和・安全教育、④労働基準監督署から依頼される集団指導の講師等です。

今年度は、ある大手企業の11工場の安全診断及びそこの職員の教育を依頼され、1工場につき年3~4回工場訪問するので、そこの企業だけで年35人日の業務量です。また、他の企業からも色々と診断を依頼されます。

法定講習の講師は、「職長教育」「安全管理者選任時研修」「リスクアセスメント・スタッフ研修」「衛生工学衛生管理者講習」等です。また、テーマを絞った、企業から依頼される安全教育、そして企業の安全大会での安全講和の依頼もけっこう多いです。

累計すると、毎週「最低1回の職場の安全診断及び最低1回の何らかの講習会等講師」をしていることになります。工場の安全診断は、事前資料に目を通すのはもちろん大切ですが、診断後の工場に提出する「診断結果」の作成に時間が掛かります。また講演については、事前にパワーポイント資料等の作成が必要です。「診断結果」作りも、「パワーポイント資料」作りも、1日以上はかかります。従って、「毎週1回の診断及び1回の講演」はけっこうな仕事量になります。

この仕事をしていて、監督官のキャリアが役立っているなあと思います。それは「工場等を臨検かんとくして、法違反を探した事」「災害調査等で災害原因等を追究した事」等です。

監督官現役時代の経験が、退職後の仕事に直接結びついている私は、けっこう幸せ者かもしれません。