お盆休みです

当ブログにご訪問頂きありがとうございます。

当ブログは8月13日と20日はお盆休みとさせて頂きます。

再開は8月27日です。

またの起こしをお待ちしております。

鎌倉八幡宮の大階段

写真は鎌倉八幡宮の大階段です。今から800年前に源実朝が異母兄弟の公暁にここで暗殺されました。昨年の大河「鎌倉殿の十三人」では、その場面が週番に描かれていました。

この階段の脇には樹齢1000年を超える大銀杏があって、その後ろに暗殺者たち隠れていたとされますが、その御神木は2010年に長い命が終えて、倒れてしまいました。今では、大銀杏の苗木から大銀杏を再生するプロジェクトが進められています。ただ、元の大銀杏のような木とするには200~300年かかるとされています。

この大階段は、私の思い出の場所です。10代を横須賀で過ごした私は、高校受験の時、大学受験の時、あるいは仲間たちと、ある時はデートで、その階段を昇り降りして八幡宮に参拝しました。当時はまだ大銀杏は青々としていて、枝の間を帰化動物の台湾リスたちが走り回っていました。

私は、もうその大階段で八幡宮の本殿に行くことはできません。10年前に罹患したギランバレーの影響で、手すりのない階段は利用できないのです。あの高さの大階段ですから、転んでしまうと、死んでしまうかもしれません。

大階段の近くには別ルートがあって、そこには手すりが設置されています。いつもはそこを利用するのですが、本殿から大階段を見下ろして、ため息をつき、またもう一度ここを、自分の力で降りてみたいと思っています。

そんな私ですが、もし大階段に私のような体の不自由な者や高齢者のために手すりを設置する計画が持ち上がったら、絶対に反対します。鎌倉武士たちが往来した大階段は昔のままにしておくことが、現代に生きる者の使命でます。

最近、バリアフリーの議論が活発です。ただ、歴史建造物に手を加えることは慎重になって欲しいと思います。

今日から旅行に行きます。次回ブログは休みます。では25日にお目にかかりましょう。

お休みします

(伊豆の萬城の滝、by T.M)

これまで勤務していたところが、非常勤嘱託となり、おばら労働安全コンサルタント事務所を立ち上げたら、ありがたいことに早速仕事が入りました。週末は2週続けて、新しい仕事をします。そして、その後の週末はゴールデンウィーク突入です。

このブログにいらして頂いた方には申し訳ないのですが、連休明け(5/7)まで更新しません。

では、またお会いできるのを楽しみにしております。

再び、御挨拶

夜の本牧ふ頭のコンテナ荷役作業、by T.M)

65歳になったもので、4月1日から、これまで常勤職員(週5日勤務)として5年間勤務してきた某団体の非常勤職員(週3日勤務)となることになりました。

団体からは「非常勤職員として週4日」働いてくれと言われたのですが、あえて「週3日勤務」を選択しました。自分のやりたいことをする時間が欲しかったからです。

給与はちょうど半額となり、ボーナスもなくなりますが、「兼業」は可能となりましたので、

    おばら労働安全衛生コンサルタント事務所

を復活させました。

 ありがたいことに、既に2件ほど仕事が決まりました。講演活動、コンサルタント業務等でお問い合わせがある場合は

    obaraconsultant@jcom.zaq.ne.jp

までご連絡下さい。

また、労働関係のボランティア活動も探しています。

「世のため、人のために」私の経験が生かせるような活動をご存知な方は、ぜひご連絡下さい。

高齢者と安全衛生

(夜の本牧ふ頭のコンテナ荷役作業、by T.M)

ポニチ 3/3

落語家の笑福亭鶴瓶(71)がMCを務める2日深夜放送のテレビ東京「きらきらアフロTM」(木曜深夜2・05)に出演。タッチパネル式注文について、私見を語った。

 「小さな韓国料理屋に行った」という鶴瓶。「席に座ったら何もあらへんから“あのお箸出てないんですけど”って言うたら“タッチパネルでお願いします”って」。「そこに(店員)おるのに…。なんやねんあれ。腹立つで」と声を荒げた。そのお店では「エプロンもタッチパネルだった」といい「タッチパネルで(注文)やってたんやけど“お水ちょうだい”って言うたら“はい!”って持ってきてん。じゃあ最初からそうしてくれ!」と語気を強めて訴えていた。

分かるな、この気持ち。私も先日同じことを考えました。

高齢者が先進機械を使いこなせないことは30年前から一緒です。(スマホが先進機械?)40年前、私はワープロを使えない先輩を軽蔑していました(ワープロも死語になった)、30年前にFAXを遣えない上司の陰口を叩きました、25年前にパソコンを使えない同僚をアホ扱いしました、20年前に、携帯電話でメールを打てない私は後輩に馬鹿にされました、10年前、スマホを利用できない私は部下からダメ出しされました、そして現在、LINEさえまともに管理できない私は、自分の認知機能をひたすら心配しています。

でも、今高齢者がタッチパネルができないと憂いている若者よ!君たちだって、30年後には若い者に馬鹿にされてれんだぞ、きっと!

とは言っても、職場の安全衛生についてもスマホ等が持ち込まれる現在において、それが使いこなせない高齢者は、どうも職場のお荷物になっているようです。

ある産業廃棄物処理業の事業場なんですが、そこは社長さんがIT導入に熱心で、ゴミの収集運搬の作業員全員にスマホを手渡し、「ヒヤリハット事故」の場合は現場を撮影し本部にメールを送付するように命じました。もちろん、「ヒヤリハット事故報告」の様式は作成済です。ところが、高齢者の多い職場ではスマホを使いこなせる人が少なく、一時は現場が非常に混乱しました。また、高齢者にスマホの使い方を教える、若手「職長さん」も苦労したそうです。

高齢作業員曰く、「こんなことやったって、自分たちの役に立たない。昔ながらの作業日報で十分だ」

そのとおりなんですよ。データのデジタル化っていうのは先がない高齢者にとっては、あまり意味がないことなんですよ。プラットフォームを作ったって、データが集積しなければ何の役にもたたない。

でもね、後に続く者にとってはとても有益です。この産廃業者は、「ヒヤリハット事故報告」からたくさんの作業標準を作って災害を減らしました。

安全衛生のデジタル化は、やはり必要だと思います。(でも、やっぱスマホは苦手だ)