
(八岐の大蛇を退治する須佐之男命のシーンを表した石像・島根県木次市、by T.M)
讀賣新聞 10/4
自民党の高市新総裁は4日、選出後の党所属国会議員へのあいさつで、「ワーク・ライフ・バランス(WLB)という言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」と抱負を語った。党所属議員には「馬車馬のように働いてもらう」とも呼びかけた。
重責を担う意気込みを示したものだが、続いてあいさつした石破首相は驚きを隠せず、「はっきりWLBをやめたと言われると、大丈夫かという気がしないではないが、決意の表れだと思っている」と語った。
私は高市さんの総理就任に期待しています。でも、これやっぱ失言じゃないかなと私は思います。「働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」のところはいいんです。私は高市総理のそういうところを尊敬しています。これは、総理にほぼ100%就任する高市さんの決意であり、けっして「部下に長時間労働をさせる」なんてことは考えてはいなかったと思います。
でも、「ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。」という言葉は失言であると思います。
シチュエーションを変えて考えてみます。民間企業で新社長が就任したとします。その社長が就任挨拶で、「私はワーク・ライフ・バランス(WLB)という言葉を捨てる。」と言ったら、これから育児休暇をとろう「男性」職員はどう思うでしょうか。そんなことを気にしない人ならいいのですが、私のように気が弱いものは、「同調圧力」にすぐ屈してしまうと思います。
そんなことを思いここまでブログを書いていたら、こんな記事が飛び込んできました。
沖縄タイムス 10/9
息子が出演する音楽ライブへの参加で東京に滞在していたため、奥間綾乃那覇市議(47)は8日、市議会最終本会議を欠席した。一身上の都合で欠席届を出していたが、この日は議案の採決などがあり、複数の市議から疑問の声が上がった。
市議会会議規則によると、議員は疾病や育児などのやむを得ない事由で出席できない場合は、理由を付け事前に届け出る。
ライブは本会議前夜の7日に開催された。奥間氏は「めでたい祝いの席であいさつ回りなどがある。どうだこうだと騒ぎ立てる人たちがいるから、欠席届を出して堂々と休んでいる」と話した。
坂井浩二議長は市民や複数の市議から指摘を受け、7日に奥間氏に電話で沖縄に戻るよう伝えていた。「病欠や育児、介護ならやむを得ないと理解できるが、公職の身なので説明責任が求められる。出席しなかったのは残念」と述べた。
やっぱり、私はこの人より高市さんの方が好きです。