(土合付近から眺める谷川岳、by T.M)
夜明け方のまだ暗い時間に、鳥の鳴き声で目がさめました。我が家の庭(約50㎡)は、現在夏草でジャングル状態となっていますが、その隅から小鳥のような声がたくさんします。鳥の雛が庭の隅にでも落ちたのかなと思いましたが、無視して寝直すことにしました。
気付いて見ると、枕元に寝ていた猫が網戸に顔をくっつけ、声の方向を見ています。とても興奮している様子でした。
庭に誰かが侵入している形跡は1週間ほど前からありました。猫のゴハンがいつの間にか、皿をなめたように無くなっていることが何回かあったのです。猫はそのようには食べません。
私は、タヌキがやってきたのかなと思いました。このブログで紹介したように、春先に我が家に疥癬病にり患した子ダヌキがやってきて、猫のゴハンを食べてしまう事件がありました。その時、私は獣医と相談してイベルメクチンという疥癬病の特効薬を餌に混ぜてタヌキに食べさせることに成功しました。薬を規定の回数飲み終えたところでタヌキは来なくなりましたが、獣医曰く、「完治したから、人間を頼らなくてよくなった。だから来ないんだ」ということでした。私はその言葉を信じていました。
私は、今回の侵入者が「ポンタ」(子タヌキの名前)であり、恩返しに来たのだと、都合よく考えていました。それで、今朝の「鳥の鳴き声」も、もしかしたらタヌキの声でないかと思って、ユーチューブで検索したところ、どうも違います。いくつか調べていたら、何と正体不明の「鳥の声」はハクビシンのものであることが判明しました。
ハクビシンは夜明け方に鳴くそうです。ユーチューブで聞き比べてみると、私の聞いた声は、群れの声であるようでした。ハクビシンという動物は見た目は可愛いのですが、屋根裏に巣を作られると、屋根板が糞等で腐ってしまうそうです。あと、農作物の被害もあるそうですが、庭のジャガイモを齧られるくらいは、あきらめることとしました。今後、柿の実が心配です。ハクビシンをどう扱うか迷っています。
しかし、昨年秋にはアライグマ、今年の春はタヌキ、そして今回はハクビシン。我が家は、京急上大岡(横浜5大副都心のひとつ)から徒歩15分のところに位置していて、20年間住んでいるのですが、こんなに野生動物が押しかけてきているのは、初めてです。何か天変地異の前触れでしょうか。